セーシェル・ミューチュアルファンドの詳細
2008年セーシェル・ミューチュアル・ヘッジファンド法により、セーシェルでは、投資家保護や費用、事業のしやすさのバランスがとれた、効率的なファンド体制が作れます。
- ファンドの種類
- ■ パブリックファンド
- ■ プロフェッショナルファンド
- ■ プライベートファンド
- ■ エグゼンプト海外ファンド
パブリックファンド
パブリックファンドは、プライベートファンドまたはプロフェッショナルファンドではない、ミューチュアルファンドのことを指します。 パブリックファンドの目論見書には、プライベートまたはプロフェッショナルファンドに記載すべき情報よりも更に細かく多くの情報を記載する必要があります。パブリックファンドは、投資や金融商品を扱う経験が少ない一般投資家のために、投資家保護を最も重視したファンド形態です。
プロフェッショナルファンド
プロフェッショナルファンドは、プロの投資家のみが投資権利を持ち、そのため最低投資額が10万ドルに設定されているミューチュアルファンドです。 プロの投資家とは、事業あるいは職業の通常業務として、同種または実質的に同じ種類のファンドを持つあるいは扱う人物か、100万ドルを越える純資産を持つ人物のことを指します。 投資家は、これらの条件を満たしていることを証明する申告書に署名することで、プロの投資家として法的に扱われます。プロの投資家のもつ高水準な経験を踏まえ、プロフェッショナルファンドの目論見書に記載すべき詳細情報は、プライベートファンドやパブリックファンドと比べ非常に少なくなります。
プライベートファンド
プライベートファンドは、公募が禁止されているファンド形態であり、50人以下の私募によって集められた投資家を対象にするものです。プライベート・ユニット・トラストやその他金融商品を扱うにあたって、セーシェルを理想的な国にしている重要な形態もあります。司法権のリストは法令に記載されています。
エグゼンプト海外ファンド
免許制度内での柔軟性を高めるため、また海外の管轄下にあるファンドマネージャーから対内投資を誘致するため、セーシェルにて貿易促進権限体制(ファスト・トラック権限体制)が設けられました。 これにより、海外の管轄下で既にライセンスを得ているファンドは、以下の条件を満たす場合、セーシェルでのライセンス取得要件を免除されます。セーシェルにてファンド運用業務ライセンスを受けたファンド管理者によって管理され、(i) 海外の管轄下にて証券取引所に上場している、または(ii)各投資家の最低投資額が10万ドル以上である場合は免除の対象になります。 エグゼンプト海外ファンドは、ファンドを効率的かつ安全に運用したい既存のファンドマネージャーに人気です。対象となる海外管轄は法令に記載されています。
- ミューチュアルファンドおよびヘッジファンドの媒体
- ■ 非課税のセーシェルIBC法人
- ■ 二重課税回避条約の適用と法人税1.5%のセーシェル特別ライセンス法人(CSL)
- ■ 非課税のセーシェル国際信託・オフショアトラスト
- ミューチュアルファンドおよびヘッジファンドのメリット
- ■ セーシェルの時間帯はアジア圏からヨーロッパ圏までの幅広い投資家が有利に取引可能
- ■ IBCを企業体としてご利用の場合は完全非課税で、CSLの場合でも法人税はわずか1.5%
- ■ 海外の認可を受けた法人による監査が可能
- ■ 他の海外管轄下で設立するよりも、より少額でファンド設立と管理が可能